30代・40代の花嫁さまにとって、和装は年齢を重ねた今だからこそまとえる上品さと落ち着きを引き立ててくれる特別な装いです。華やかさの中に凛とした存在感を宿す白無垢や色打掛は、大人花嫁の魅力を自然に引き出し、写真に残しても長く愛せる一着となります。
特に、豊かな自然や歴史あるロケーションが揃う茨城県では、和装の美しさがいっそう映えるのも魅力です。
この記事では、30代・40代の花嫁さまに似合う和装スタイルの選び方をご紹介します。大人だからこそ叶う、品格ある和装フォトの魅力を一緒に探っていきましょう。
大人の女性におすすめな色打掛の色紹介
色打掛を選ぶ際は、単に好みの色を選ぶだけではなく、自分の肌色や雰囲気、普段のメイクとの相性を踏まえることが重要です。
同じ色でも人によって印象は大きく変わるため、ぴったりの一着を見つけるには「自分らしさ」を軸にするのがポイントです。
ここでは、肌色や性格、メイクの系統ごとにおすすめの色打掛をご紹介します。自分にしっくりと馴染む色を選ぶことで、大人の花嫁らしい上品さと華やかさを自然に引き立てることができます。
色打掛の系統は、おおむね次のとおりです。
- 赤・臙脂(えんじ)系
- ブルー系(ネイビー・深いブルー)
- パステル系(薄ピンク、ラベンダー、クリーム色)
- ゴールド・シルバー・ホワイト系(アクセントカラー)
- グリーン系(深緑、エメラルド)
- 紫系(深紫、ラベンダー)
それぞれの色打掛について紹介します。
1. 赤・臙脂(えんじ)系
赤・臙脂系の色打掛は、古くから花嫁衣裳としてもっとも定番とされる色合いです。また、赤・臙脂系の色打掛は、格式の高さと華やかさを兼ね備えています。
鮮やかな朱赤は肌を明るく見せ、晴れの日にふさわしい華やかな印象を演出してくれるでしょう。
一方で、臙脂のように深みのある赤は落ち着きと品格を与え、大人の花嫁にもよく似合います。イエローベースの肌にもブルーベースの肌にも比較的なじみやすい万能カラーで、王道を大切にしたい方におすすめの一着です。
項目 | 条件 |
肌色・顔立ち | 色白~標準肌で顔立ちがはっきりした方 |
印象 | 華やかで凛とした大人の気品 |
髪型 | 低めつるっとシニヨン、ゆるふわシニヨン |
髪飾り | 金箔や小さめの椿、パールのかんざし |
メイク | 赤リップ、落ち着いたブラウン系アイシャドウ |
写真映えポイント | 深みのある赤は背景に映え、顔周りが引き締まって上品 |
赤・臙脂(えんじ)系の色打掛を着用したい場合は、上記のような髪型やメイクを意識するとよいでしょう。
2. ブルー系(ネイビー・深いブルー)
ブルー系の色打掛は、知的で洗練された印象を与えるのが特徴です。特に、ネイビーや深い青は、華美になりすぎずに凛とした美しさを際立たせ、大人の女性らしい落ち着きを演出します。
ブルーベースの肌との相性がよく、透明感を引き出す効果もあります。ゴールドや白の小物と合わせると上品さがさらに引き立ち、格式ある和装スタイルを求める方にもおすすめです。
項目 | 条件 |
肌色・顔立ち | ブルーベース肌、落ち着いた雰囲気を持つ方 |
印象 | 洗練されたクールな大人花嫁 |
髪型 | 低めシニヨン、和髪風アレンジ |
髪飾り | 控えめな金やパール、シンプルな簪 |
メイク | ローズ系またはピンクベージュのリップ、マット系アイシャドウ |
写真映えポイント | 藍色は自然光や屋外撮影で深みを増し、大人らしい落ち着きを表現 |
ブルー系の色打掛は、ロケーション撮影にも適しています。
3. パステル系(薄ピンク、ラベンダー、クリーム色)
やわらかな印象を与えるパステル系は、優しさと上品さを兼ね備えた色味です。淡いピンクやラベンダーは、肌をふんわりと明るく見せ、やさしい雰囲気を持つ花嫁さまにおすすめです。
ブルーベースの肌にはラベンダーやピンク、イエローベースの肌にはクリーム系が特によく映えます。ふわりとしたやさしい色合いは写真映えもよく、ナチュラルで柔らかな印象を大切にしたい方におすすめです。
項目 | 条件 |
肌色・顔立ち | 柔らかい雰囲気や可憐さを取り入れたい方 |
印象 | 優しさや可憐さを演出、華やかすぎない柔らかさ |
髪型 | ゆるふわシニヨン、後れ毛を残すスタイル |
髪飾り | かすみ草や小花、パール |
メイク | チークとリップで血色感をプラス |
写真映えポイント | 淡色は光を受けると柔らかく映え、ナチュラルで優しい印象 |
パステル系は総じて、柔らかさを演出できるでしょう。
4. ゴールド・シルバー・ホワイト系(アクセントカラー)
ゴールド・シルバー・ホワイト系は、単色としてだけでなく、柄や刺繍のアクセントとしてもよく用いられる色味です。光の加減で華やかさが際立ち、格式のある印象を与えます。
ゴールドは温かみと豪華さを、シルバーやホワイトは清楚さと品格を引き出し、どのようなベースカラーの肌にもなじみやすいのが魅力です。重厚感を保ちつつも上品な華やかさを演出したい花嫁さまに適しています。
項目 | 条件 |
肌色・顔立ち | 肌の透明感を活かしたい方、上品で華やかな印象を加えたい方 |
印象 | 高級感、格調の高さを演出 |
髪型 | 低めシニヨン、まとめ髪 |
髪飾り | 金箔やパールをアクセントに |
メイク | 肌にツヤ感を出すベースメイク、落ち着いたアイメイク |
写真映えポイント | 淡色は光を反射して華やかさアップ。控えめでも豪華に見える |
ゴールド・シルバー系は、大人な女性を演出できるでしょう。
5. グリーン系(深緑、エメラルド)
グリーン系の色打掛は、自然を感じさせる穏やかで気品ある印象を与えます。深緑は重厚感があり、クラシカルな雰囲気を演出できるため、伝統的な婚礼にもよく似合います。
エメラルドグリーンのような明るいトーンは華やかさが加わり、若々しさと上品さのバランスを取りやすい色です。肌のトーンを選ばず合わせやすい色味で、個性をさりげなく引き立てたい方に向いています。
項目 | 条件 |
肌色・顔立ち | 落ち着きがあり、個性を出したい大人花嫁さま |
印象 | ナチュラルで洗練、他の花嫁さまと差をつけられる |
髪型 | サイド編み込みや低めシニヨン |
髪飾り | ゴールドやクリーム色の花、パール |
メイク | ブラウン系アイシャドウ、落ち着いたリップカラー |
写真映えポイント | 自然光や緑背景に映え、柔らかく上品な印象 |
グリーン系の色打掛は、さまざまなロケーションにもなじむでしょう。
6. 紫系(深紫、ラベンダー)
紫系は、高貴さと奥ゆかしさを象徴する色として昔から特別視されてきました。深紫は格式高く重厚感があり、厳かな式にもふさわしい色合いです。
一方、ラベンダーのような淡い紫は、上品さのなかにやわらかさを感じさせ、優雅で落ち着いた印象を引き出します。ブルーベースの肌によくなじみ、赤系や緑系と組み合わせたコーディネートにも映える万能カラーです。
華やかさの中に凛とした大人の魅力を演出したい方におすすめです。
項目 | 条件 |
肌色・顔立ち | 落ち着きと個性を両立させたい方 |
印象 | 上品で知的、大人花嫁さまの格を感じさせる |
髪型 | 和髪アレンジや低めシニヨン |
髪飾り | 紫や白の小花で上品に |
メイク | ローズ系チーク+リップで統一 |
写真映えポイント | 室内や庭園撮影で落ち着いた高級感を演出 |
紫系は、格式の高さを演出できるでしょう。
参考:再婚でも安心!結婚写真を撮るなら茨城で叶えるフォトウェディング【完全ガイド】
大人の女性におすすめな柄紹介
色打掛は色だけでなく、柄のバリエーションもさまざまです。そのため、色打掛の柄に関しても、自分の肌色や雰囲気、メイクなどを踏まえて選ぶ必要があります。
具体的に、大人の女性におすすめな色打掛の柄は次のとおりです。
- 花柄(桜・牡丹・菊・椿など)
- 格子・縞・流水柄
- 麻の葉・青海波・七宝などの伝統文様
- 鳳凰・鶴・扇などの吉祥文様
- ぼかし・染め分け・グラデーション
- 金彩・刺繍入り柄
それぞれの色打掛の柄について解説します。
1. 花柄(桜・牡丹・菊・椿など)
花柄は、色打掛の中でも最も多くの花嫁に選ばれている定番の柄です。桜は清らかさや可憐さを、牡丹は華やかさと豊かさを、菊は長寿や高貴さを、椿は凛とした美しさをそれぞれ象徴しています。
花柄は柄の配置や大きさによって印象が大きく変わるため、全体にたっぷりと咲き誇るようなデザインを選べば華やかで絢爛な印象に、控えめな配置であれば上品で落ち着いた雰囲気を演出できます。
項目 | 条件 |
付与される印象 | 女性らしい柔らかさと華やかさ |
特徴 | 大きさや配置によって印象が変わる 中~大柄:華やかで上品、写真映えしやすい 小柄:優しさや可憐さを演出 |
30代・40代の花嫁さまなら、色味を抑えめにして派手すぎない花柄を選ぶと落ち着きと華やかさを両立できるでしょう。
2. 格子・縞・流水柄
格子や縞、流水といった柄は、すっきりとした印象を与えるのが特徴です。直線的な格子や縞はモダンで洗練された印象をつくり出し、流れるような流水柄は優雅さと上品さを際立たせます。
柄の主張が花柄ほど強くないため、落ち着いた大人の雰囲気におすすめで、シックなメイクやシンプルな髪型との相性も抜群です。
項目 | 条件 |
付与される印象 | 知性や落ち着き、大人の凛とした雰囲気を出したい方 |
特徴 | 伝統的でクラシカルな柄。和装の格式感を引き出す |
これらの柄は、細めの流水や縞は写真で立体感が出やすく、上品にまとめられます。
3. 麻の葉・青海波・七宝などの伝統文様
麻の葉や青海波、七宝といった伝統文様は、古来より縁起が良いとされる柄です。麻の葉は成長や健康を願う文様、青海波は穏やかな暮らしの象徴、七宝は円満やご縁を意味します。
ベースの色や文様の大きさによってモダンにも伝統的にも見せられるため、落ち着きのある大人の花嫁スタイルに自然に溶け込みます。
項目 | 条件 |
付与される印象 | 格調高く、クラシカルな和装を楽しみたい方 |
特徴 | 規則的で繊細な模様は落ち着いた印象を与える |
伝統文様は背景に映えやすく、大人花嫁の上品さを強調します。さらに、金彩や刺繍入りだとさらに高級感をアップできるでしょう。
4. 鳳凰・鶴・扇などの吉祥文様
鳳凰や鶴、扇といった吉祥文様は、格式の高さと華やかさを兼ね備えた柄として人気があります。鳳凰は高貴さと永遠の愛を、鶴は長寿と夫婦円満を、扇は未来の広がりを意味しています。
色打掛の中でも特に晴れやかさを際立たせる柄で、挙式や格式ある場にもふさわしい一着になります。
項目 | 条件 |
付与される印象 | 格式の高い結婚式やフォーマルな神社撮影におすすめ |
特徴 | 華やかでお祝い感があるが、落ち着いた色味を選ぶと大人向きに |
吉兆文様は写真映えするモチーフで、結婚らしい華やかさを演出できるでしょう。
5. ぼかし・染め分け・グラデーション
ぼかしや染め分け、グラデーションは、柄の輪郭を際立たせるというよりも全体の色の移ろいで美しさを表現するのが特徴です。柔らかな色のグラデーションは、落ち着いた雰囲気を醸し出しながらも奥行きのある印象を与えます。
項目 | 条件 |
付与される印象 | 現代的で洗練された大人花嫁 |
特徴 | 一色または数色のグラデーションで奥行き感を出す |
柄と色のバランスで、シンプルながら写真映えするスタイルになるでしょう。
6. 金彩・刺繍入り柄
金彩や刺繍入りの柄は、色打掛の中でも特に高級感と重厚感が漂うスタイルです。金糸や銀糸を使った繊細な刺繍は光の加減で美しく輝き、写真映えも抜群です。
柄のモチーフは花や鳳凰、吉祥文様などと組み合わせることが多く、伝統と華やかさが見事に融合します。
項目 | 条件 |
付与される印象 | 高級感や華やかさをプラスしたい大人花嫁 |
特徴 | 控えめに使うと上品、全面に入れると写真映え |
金彩や刺繍入りの柄は、低めシニヨンや和髪風アレンジに合わせると格調高く見せられるでしょう。
阿部写真館の着物に関するお声
最後に、阿部写真館で着物を選んだお客さまの声を紹介させていただきます。

ぜひ、阿部写真館で和装にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は『茨城のフォトウェディングで30代・40代の花嫁さまに似合う色打掛』について解説してきました。
色打掛の色や柄を選ぶ際は、単に好みを選ぶだけではなく、自分の肌色や雰囲気、普段のメイクとの相性を踏まえることが重要です。
同じ色や柄でも人によって印象は大きく変わるため、ぴったりの一着を見つけるには「自分らしさ」を軸にして探しましょう。
阿部写真館では、叶えたいフォトウェディングのために、しっかりとサポートさせていただきます。気になることや疑問点などを、お気軽にLINEやメールでご連絡ください。
みなさまからのお問い合わせをお待ちしております。